モックンが昭和天皇を演じたことで話題になった作品。
「天皇は正義で、軍部がど~しようもないバカっていう史観」にのっとた展開です。
歴史観やイデオロギーを抜きにして観れば、わかりやすくていい映画だと思います。
このお話の中ではチョイ役なのですが、中嶋しゅうって俳優さんが(先日舞台から落ちてお亡くなりになりました)東条英機を演じているんですね。それがま~本人に似てるのなんのって(笑)。
おススメです。
それでは・・・・。
2015年 136分
これね、ストーリーはかなりいいです。
学校で心理学を学ぶ学生2人が、通り向かいで独り暮らしの、近所でも有名な"サイコじじい"の家に心霊現象を思わせるような仕掛けを施して、その様子を家中にしかけたカメラで観察するって設定。
学生2人は、いたずら心が主ですが、心理学の実験としても評価されるのではないかと淡い期待も持っています。
サイコじじいの暴れっぷりを期待させる展開なのですが、そのおじいちゃん、なんと自殺するんですね~。
ほんでもって舞台は、学生2人の裁判。そこで明らかになるのですが、実はこの実験を考えた学生は幼少のころの両親の離婚は「向かいのおじいさん」が原因だと思いこみ、復習の機会をうかがっていたんですね~。(※実際は夫の暴力に困った母が相談していただけ)
このおじいさん、最愛の連れ合いを亡くしています。病院で奥さんの世話をしているとき「用事があるときは、これを鳴らしてくれ。すぐにかけつけるから」って"ベル"をプレゼント。そんないきさつを知らずに、学生はベルを鳴らしてしまいます。
それまでの"なんちゃって心霊現象"と相まって、おじいさんはあの世から妻が呼んでいるのだと思い・・・。
"サイコじじい"、実は愛情あふるるいい人だったんです。
世間の怒りは、この実験の首謀者2人に集中。ところが10代・初犯ということで、ものすごく軽い刑に。
裁判所を出るとき、おじいさんを恨んでいた学生はニヤリ。「おまえがサイコやったんか!」って(笑)エンディングです。
というふうに、話は非常によく練られています。ところが映画としてのエンターテイメント性がないのですよ。何かが欠けているというか・・・。
惜しい作品でした。
それでは・・・・。 2016年
アメリカ 日本語吹替えあり
「アキラ」タッチの絵で描かれたジャパニーズ・アニメです。
家族を捨てたおっさん、長身のオカマ、家出半年、父親が刑事の娘。この3人のホームレスが主人公。
3人はクリスマスの日にゴミの中から赤ん坊を見つけます。そこからお話がスタート。
なかなか味わい深い仕上がりです。
「まぁまぁ」です(笑)。
それでは・・・・。
2003年 92分
マイケル・ジャクソンになりきっている青年が、パリでなんちゃってマリリン・モンローと出会います。そして、彼女の誘いでモノマネを生業としている芸人さんたちの共同生活村へ。
設定はめちゃくちゃ面白そうなのですが・・・。 う~ん、ちょっとシュールな印象を狙いすぎというか・・・、ポイントがぼけているというか・・・。
わたしの目にはあまり完成度が高いようには映りませんでした(笑)。
それでは・・・・。
2007年 イギリス / フランス 日本語吹替えあり
ご存じブルース・リーの不朽の名作。
日本が幅を利かせていたころの上海が舞台。師匠を殺された復習を、リー演ずる主人公がはたすっていう展開。もちろん悪役は日本人。
幼少のころ「かっこいいな~」とものすごく感動した記憶があったのですが、時間が経つと、人も変わるのですね(あたりまえですが・・・)、ぜんぜん面白くなかったです。
子供の頃の記憶に手をつけてはダメだと、学習した今日この頃なのでした(笑)。
それでは・・・・。
1971年 香港 日本語吹替えあり
マヤ暦による2012年終末説を題材にした作品。
監督は「インデペンデンス・デイ」「紀元前1万年」のローランド・エメリッヒ氏。
太陽の影響による天変地異で大洪水に。事前に察知していた各国政府は協力しあい秘密裏に、現代版ノアの箱舟を建造しています。ほんでもって、お察しの通り「じゃ~誰が乗れるの?」ってことに・・・。
非常にパニックムービーらしいパニックムービーです。楽しめました。
余談ですが、どんなお話も目線を変えたら違う景色が見えますよね?例えば、勧善懲悪のヒーローモノの悪人でも家では家族もいてよき父であるとか、やむにやまれぬ事情があって仕方なしに悪の手下になっているとか・・・、あくまで勝手な想像ですよ。でもそれを言い出すと物語になりませんし、途中でそんなに意識することはないので問題ないです。
でも、この映画は最後の「めでたし、めでたし」の影に、何も知らず、為す術もなく死んでいくという大多数の人達の存在が見え隠れするので、単純に喜べないというか・・・、素直に主人公に感情移入できないというか・・・。
「機動戦士ガンダム」のように、はじめからどちら側に立っても成り立つっていうよな設定でもないですし・・・。
「バイオ・ハザード」は中心人物以外、誰が死んでも気にならないですから、数の問題でもなさそうですし・・・(笑)。
う~ん、物語の題材選びって難しいですね~。
それでは・・・・。
2009年 アメリカ 日本語吹替えあり
子供のけんかの謝罪のために夫婦2組が1つの部屋に集まります。
物語はすべてその部屋でのやりとり。
最初は社会人としての、あたりさわりのないやりとりで穏便に進みます。ところが4人それぞれに、少しおかしなというか、逸脱したというか、ちょっと行き過ぎた考え方があって、それが見え隠れするうちにぶつかり始めます。
もちろんスタートは夫婦VS夫婦なのですが、そのうち男性VS女性になったり男性VS男性、女性VS女性になりオリジナルタイトル通り「CARNAGE(修羅場)」(笑)。
限られたメンバー、限られたスペースでストーリー性を持たせる技法はまさにプロ。
面白い作品でした。
おススメです。
それでは・・・・。
2011年 アメリカ 日本語吹替えあり
「各国の映画祭で高い評価を獲得し、クエンティン・タランティーノも絶賛の声を寄せたホラー」ってこれまた派手なうたい文句ですが、まったくわけがわかりません。
4分の1で鑑賞中止。時間を返してほしい気分です(笑)。
それでは・・・・。
2014年 アメリカ 日本語吹替えあり