アウシュヴィッツ系の作品は、社会的に意味があるのはわかるのですが、映画として観るとちょっと退屈に思うんですよ、私は。評価の高かった「シンドラーのリスト」も印象には残りませんでしたし。
この映画は戦後捕えられたナチ戦犯アイヒマンの裁判を描いています。すごく緊張感のある展開で、初めてこのジャンルの作品で面白いと思いました。
テレビ中継をすることの意味が人によって違うんですよね。もちろんプロデューサーは数字と評判。監督は人間アイヒマンへの興味。収容所からの生還者は世界中の人々に真実を知ってもらうこと。
エンターテイメントとしても完成度が高いですし、いろいろ考えさせられる内容でした。
これはいい映画だと思います。
それでは・・・・。
2015年 イギリス 日本語吹き替えあり