人間の欲望・挫折・人生の目的が
主題の作品です。
ギャンブル依存症で夫や娘に
三下り半を叩き付けられる女性。
弟のバスケットボールの試合に
賭けて借金返済を企てる男性。
一発逆転を狙う元人気マジシャン。
ボスの目を盗んで、儲けようとするワル。
ワルから金をもらって言いなりになる
刑事etc...。
いろいろ出てきます(笑)。
これらの人物が、観ている側が混乱
することなくひとつのストーリーに
収まっているので、見ごたえがありました。
印象に残っているのは
問題を抱えた登場人物が
自分の大事な人から叱責されるシーン。
それが2か所あって、どちらも
「俺は完璧じゃない・・・」
的な返答をします。
ま~作り物とはいえ、これは西洋文化
ならではの思考だな~と・・・。
日本人なら反省の弁こそ述べますが
なかなか言えないセリフですよね~。
「完璧な人はいない。他者も自分も許そう」
的な内容はよく心理学系の本でも目にする
ので自責よりは合理的な感じしますが・・・。
観る人によって、いかようにもとれる
素敵なドラマでした。
それでは・・・・。
2006年 アメリカ・ドイツ
日本語吹き替えあり