肥満に関する本は、この1冊でいい ◆ 「トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ」



いや~この本は素晴らしいですね。

 

長い間、思っていた謎が氷解しました。

 

 

 

「朝食はたくさん食べても大丈夫」とか「プロテインは太らない」とか「人工甘味料はカロリーが低いので太らない」とか「食事はできるだけ小分けにしたほうが太らない」とか「肉は血糖値を上げないので太らない」とか・・・。

 

どうも、自分の経験と照らし合わせると合点がいかないような・・・。疑問が浮かぶたびに、努力が足りないだけなのだと無理に納得したりして(笑)。

 

 

 

私は筋トレをするので(お遊び程度ですが)、「空腹時間が長いと筋肉が分解される」「たんぱく質はストックできないので、小分けに飲むのが筋肉の材料になる」「プロテインは血糖値を上げないので太らない」etc・・・いろんな書籍やプロと言われる方の意見を信じていました。 ただ、どうもイマイチシャープになれない。結構、カロリー制限しているのに。それどころか、微増傾向・・・。

 

 

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ほんでもって内容はいうと、体重のカギを握るのはインスリンの分泌量なのだと。

 

カロリーは摂りすぎると肥える要素になるものの、あくまで一要素。減らせば減らすほどそれでまかなえるカラダになるようで、基礎代謝も半分ぐらいに減るのだとか。

 

 

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最近はやりの糖質制限インスリンが出過ぎないように、糖質を抑えるので太らないという理屈ですが、これも半分正解。

 

というのも、インスリン分泌量に糖質が与える影響は24%。他の要素が70%以上を占めるらしいです。遺伝的要素やインスリン抵抗性などが重要なんですって。

 

 

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普段のインスリン分泌量によって、体重の規定値が決定。ホメオスタシスによって必ず基準の体重に戻るようです。

 

それでもって、その人にとっての基準体重を下げるには、普段のインスリン分泌量を低く抑えることが大事。そのためにはインスリン抵抗性も抑える必要が・・・。

 

 

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モノを食べると少なからずインスリンが分泌。インスリンが分泌されない状態こそ、脂肪燃焼のタイミング。なので空腹時間がカギのようです。いわゆる“プチ断食”です。

 

 

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空腹で筋肉を分解してしまうなら、飢餓と戦ってきた人類はとっくに絶滅していただろうと(筋力が衰えたらますます狩りなどの成功率が下がるため)。飢餓のために脂肪があるのに、筋肉をエネルギーに変えるという理屈は、暖をとるために、薪があるのにソファから燃やすようなものだと・・・。いやはや、言われてみるとその通り。

 

 

 

このようなこがすべて、実験データをベースに語られています。エビデンスってやつですね。

 

 

帯に書いてある通り「肥満に関する本は、この1冊でいい」と思います本当に(笑)。

 

 

学べました。

 

 

おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。