比較的当たりが多いメンタリストDaiGo氏の著作。今回のテーマは“健康”。
糖質制限反対のスタンスなのは、納得がいきませんが、それ以外はいつものように参考になります。
DaiGo氏に文献でサポートしてる鈴木 祐氏の「パレオダイエットの教科書」と合わせて読むと“健康維持”には役立つかもです。
で、いつものように備忘録。
反省は往々にしてうまくいかない
人は自分を責めれば責めるほど、そのストレスを発散するために、かえって誘惑に身をまかせるようになるからです
たとえストレスフルな予定があったとしても、「終わったら楽しいことが待っている!」と思えば、人はわくわくして前向きになります
オナラが臭くて頻度が高いということは、腸内環境が悪化しているということなのです
体は眠い時に、高脂肪や高炭水化物の食品を求める
ニュースを見ない「恐怖管理理論」
人間は怖いものや自分を脅かすような情報を仕入れると、そこから逃げようとするため、甘いものを食べたり、つまみ食いをしたりしやすくなる
人間には「モラル・ライセンシング」という性質があります。簡単にいうと、正しいことをしたあとは、少しくらい悪いことをしてもいいだろうとう甘えが生まれることです。 運動したら何でも食べていいと考えていると、人間は自分のしたことを盛大に見積もるため、食べすぎて摂取カロリーが増え、太る結果になるのです
「どうにでもなれ効果」
人間というのはおもしろいもので、一つのことに失敗すると、本来の目的とは真逆のことをやるようになり、誘惑に弱くなり、「どうせ失敗だから、もう今日はやらなうていいや」「明日やろう」となっていきます。
中略
このように、小さなミスとか小さな例外によって自制心が崩壊し、計画倒れになることを、「どうにでもなれ効果」と呼んでいます。これが起こると、そのあとには自己嫌悪がやってきます。この自己嫌悪によって、「自分はなんてダメな人間なんだ」と自分を責め、自分からストレスを高めていき、その結果、計画倒れにつながっていくわけです。
大事なのは、「どうにでもなれ効果」を起こさないことです。
中略
世の中、計画通りに進むことのほうが少ないのです。
長期的な目標をもっている人は、簡単に誘惑に負けることはありません。
中略
誘惑に負けそうになったときは長期的な目標を思い出していることがとても大事です。
「シロクマについて考えないでください」と言われると、よけいにシロクマのことを考えるようになるのと同じで、人間は「やめる」という目標を立てると、誘惑に弱くなり、「どうにでもなれ効果」を起こりやすくなります
ほかのカテゴリーでも起こる
「ダイエット中にお菓子を食べない」という目標を立てている人が、誘惑に負けてお菓子をひと口食べてしまい、「どうにでもなれ効果」が起こったとします。そんなとき、「もういいや、お菓子を食べてしまえ」となると、同時に「貯金もしようと思ったけど、もういいから使っちゃおう!」となります。
熱い風呂→冷たいシャワーで病気にかかりにくい
原因ははっきりとはわかっていませんが、おそらくホルミシス効果によるものではないかといわれています。ホルミシス効果とは、人間の体はストレスを与えることにより、前よりも丈夫になるというものです。
中略
ダイエット効果を期待するのであれば、褐色脂肪細胞が多い肩甲骨あたりに冷たいシャワーを当てるのがおすすです。
野菜を食べない、オリゴ糖をとらない、というようにMACをとらない生活が続くと、腸内細菌はお腹が空いてしようがないので、何でもいいから食べようとなって腸壁を食べはじめるのです。そして、腸が荒れ、炎症が起こります。さらにおそろしいのは、腸壁がうすくなると、悪玉菌などの有害な菌が入ってきて、あっという間に感染してしまうことです。
※MAC:腸内細菌に届く炭水化物
リーンゲインズ
これは、1日のなかで食べない時間を設定するやり方です 断食によってアドレナリンがしっかり分泌されるようになるのは、断食を始めて12~18時間くらい経過してからになります
プチ断食中にカフェインとチロシンのサプリを合わせてとると、より脂肪燃焼効果が上がることことがわかっています
消化は食べたものを溶かしているわけですから、体に対してけっこうダメージがあります。消化する時間をなるべく短くして、消化器官が休める時間を長くすることが体にはいいといえます。食べる時間を減らせば、体の炎症はおさまり、老化を食いとめられることがわかっています。
プチ断食をすることで腸内環境が改善されることが確認されています
学びの多い1冊なのでした。
それでは・・・・。