あなたが求めているのは「簡単な方法」でしょうか?それとも「効き目がある方法」でしょうか? ◆ 「医者が教える健康断食」



著者は「トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ」でお馴染みのジェイソン・ファン先生。

 

巷の減量本とは、説得力が違います。

 

 

ダイエットに関する知識はこの1冊でいいかと・・・。

 

 

超おススメです。

 

 

いつものように備忘録。

 

 



肥満の根本的な原因は「カロリー」よりも「ホルモン」の不均衡の問題

 

 

 

インスリン値が継続すると、結果的に肥満になります

 

 

 

「ケトジェニックダイエット(低炭水化物、中程度のタンパク質、高脂肪の食事)」と「間欠的ファスティング」は高インスリン値を下げ、肥満を解消するための最高のメソッドと言えます

 

 



タンパク質は血糖値を上昇させませんが、インスリン値を上昇させる可能性があります

 

 

 

何を食べてもインスリン値は上昇する

インスリン値を減らす一番効果的な方法は、すべての食物を完全に避けることなのです

 

 

 

ファスティングをすると、代謝が落ちるのではなく、代謝が改善されるのです

 

 

 

老化現象の多くは、成長ホルモンの分泌量の少なさが原因です。

中略

食事は成長ホルモンの分泌を強く抑制するため、1日に3食と摂ると、日中は成長ホルモンが分泌されなくなります。

 

 



人間の体は、飢饉を乗りきるために進化しました。食物エネルギーを体脂肪として蓄え食物が利用できないときに燃料として使います。一方で筋肉は、体脂肪が非常に低くなって筋肉に頼るしか選択肢がない状態まで保持されます。これが起きるのは、体脂肪が4%未満の場合のみです。

中略

食物が手に入らないときに、筋肉を保持して脂肪を燃焼させなければ、種として生き残れなかったはずです。 筋肉をエネルギーのために燃やすのは、たとえるなら、薪を貯蔵してあるのに、寒くなったとたんにソファを切り刻んで火の中に放り込むようなものなのです。

 

 

 

どの燃料を燃やすかを決めるのに重要な役割を果たすのが、インスリンなのです

 

 

 

ファスティングは、インスリン値を下げる「最も効率的かつ効果的」な方法です。ただし私は、「最も簡単」だとは言っていません。あなたが求めているのは、「簡単な方法」でしょうか?それとも「効き目がある方法」でしょうか?

 

 



カロリー制限の戦略は、必ずと言っていいほど失敗します。・・・なぜでしょう?

中略

定期的に食事を摂っている限り、たとえカロリーを減らしたとしても、ファスティングのようなホルモンの変化が得られないからです。

 

 

 

「常に」「一部の」食べ物を制限するのと、「ときどき」「すべての」食べ物を抜くのとは、まったくの別物です

 

 

 

人生に大切なのは、バランスを取ることです。ごちそうを食べたらファスティングすることです。 私たちの先祖は、次の食事を見つけて“生き延びられる”ように、空腹時に鋭敏かつ活発に動けるように変化しました

 

 

 

グルコースインスリン、タンパク質の値が上昇すると、オートファジー機能がオフになります。わずか3グラムのアミノ酸のロイシンがあれば、オートファジーを停止できるのです。 間欠的ファスティングの間は、ほとんどの場合、空腹感が増すのではなく減ることがわかっています。

中略

空腹を感じ始めるのは、最後の食事から約4時間後です。

 

 



人は「条件反射」で食べている

空腹は、胃の中の食べ物の量に左右されるわけではないのです。学習の結果としても空腹が引き起こされるのです。

 

 

 

「空腹」じゃないのにお腹がすく不思議

お腹がすくのは時間のせいであり、本質的に空腹を感じているわけではありません 習慣を打破するときは、急にきっぱりとやめようとすると成功しないときが多いものです。ある習慣を別の害の少ない習慣に置き換えるほうが、ハードルが低くていいですね。

 

 

 

人工甘味料の摂取は、「脳相反応」を促し、空腹感とインスリン生産を誘発する可能性があるので避けましょう

 

 



空腹感の「波」を乗りこなす

乗りきる秘訣は、空腹に「波」があることを理解すること いずれ去るとわかれば、空腹は怖くない

中略

多くの場合、緑茶やコーヒーを飲めば十分です

 

 

 

空腹は「心の状態」であり、胃の状態ではない 体脂肪率が4%を下回ると、体はエネルギー源としてタンパク質を使用せざるを得ません 緑茶に含まれるカテキンは食欲を抑えるのに役立つと考えられている

 

 



農業が始まる以前の時代には、人間が食事で摂取するカロリーに約3分の2が動物の肉だったと推定されています

 

 

 

食事の頻度が上がってきた

すると、インスリン値が常に高い状態になります。その状態が続くと、時間が経つにつれ、常にインスリンの刺激を受けてインスリン抵抗性が強化されます。それがさらるインスリン値を呼び、肥満へつながります。

 

 

 

グレリンは「空腹ホルモン」で、概日リズムに合わせて変動し、午前8時が最低に、午後8時が最高になります

 

 



ファスティングしながらの運動

1.アドレナリンが増加するため、より激しいトレーニングができる。

2.成長ホルモンが増えるため、トレーニングからの回復と筋肉の構築が早くなる。

3.脂肪酸酸化が増えるため、より多くの脂肪が燃焼される。

 

 

 

人生は食べるか食べないかーすべてはバランスの問題 ごちそうを食べたら、ファスティングする(しなければならない)

 

 

 

人生はいいときと悪いときの連続です。繰り返しやってくる「悪いとき」があるからこそ、今この瞬間の「いいとき」を心から楽しみ、祝う必要があるのです。そして、「たくさん食べる時期」と「少なめに食べる時期」のバランスを取ることが大切なのです。

 

 

 

すばらしい1冊なのでした。

 

 

 

それでは・・・。

 

 

 

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