第31回 ラジー(ゴールデン・ラズベリー)賞総なめ(笑) ◆ 「エアベンダー」



「『シックス・センス』『サイン』のM・ナイト・シャマランが放つ究極のアクション・スペクタクル超大作。気、水、土、火という4つの国が存在する世界を舞台に、戦乱の世に調和をもたらす“エアベンダー”の少年アンの戦いの物語が展開する。主人公アン役の新星ノア・リンガーほか、『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテルらが出演。『ロード・オブ・ザ・リング』のスタッフによる、驚異のスペクタクル映像が見どころ」シネマトゥデイ

 

てことで、またまたM・ナイト・シャマラン監督の作品。

 

 

カンフー映画の要素やファンタジー映画の要素を盛り込んだ映画なのですが、う~ん面白くない。

 

 

きっとこの監督、器用なのでしょうね。引き出しをいっぱいもっているというか・・・。

 

なので、はまれば傑作なのでしょうが、今回のように技に溺れてすべる作品も・・・。ていうか、すべってるほうが多い気がします(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

2010年 第31回 ラジー(ゴールデン・ラズベリー)賞ワースト作品賞

2010年 第31回 ラジー(ゴールデン・ラズベリー)賞ワースト監督賞 M.ナイト・シャマラン

2010年 第31回 ラジー(ゴールデン・ラズベリー)賞ワースト脚本賞 M.ナイト・シャマラン

2010年 第31回 ラジー(ゴールデン・ラズベリー)賞ワースト助演男優賞 ジャクソン・ラスボーン

2010年 第31回 ラジー(ゴールデン・ラズベリー)賞最も3Dの使い方が間違っている映画賞

 

 

2010年 アメリカ 日本語吹替あり

堕ちだすと人生“不可逆” ◆ 「東京難民」



何不自由なく、毎日の生活を楽しんでいたごく普通の男子大学生。学校の授業料や住居の家賃を滞納したまま実家の父親(母親はすでに他界)が失踪。気づいたときには、すでに時遅しで、大学は除籍になるわ、住むところはなくなるわで、とりあえずネットカフェを住処にしながら日払いバイトで食いつなぎます。

 

ところが、悪いことは続くもので、声をかけてきた女性に、まんまとハメられ、ホストクラブで高額の支払いを持たされるはめに。虎の子のバイト代もなくなり、そのホストクラブで働くことになります。

 

何せ夜の世界。トラブルに遭い殺されそうな目に・・・。そして、ついにはホームレス。

 

 

 

なかなか身につまされます。

 

 

 

堕ちだすと人生“不可逆”という恐ろしいお話。

 

最後は少しだけいい話ですので、後味は悪くないです。ご安心ください(笑)。

 

 

ちなみにメガホンは「ツレがうつになりまして。」の 佐々部清監督。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2013年 日本 130分

ヒストリーチャンネルの十八番 ◆ 「HANGAR 1~UFOファイルが眠る場所」



「1969年に設立されたThe Mutual UFO Network (MUFON)は、UFOの活動を調査し分類する組織。現在、駐在所は全世界で42か国、800人の現地調査員を抱え、30,000件以上の事件を調査している。このたび、MUFONは、調査された全てのファイルが集約されるHANGAR 1への取材を許可、所蔵する事件ファイルや収集した物的証拠品などを開示してくれた。検証を重ね、既に立証された事実に新しい光を投じる」(C) 2018 A&E Television Networks

 

てことで、ヒストリーチャンネルお得意のUFOもの。

 

さすがに食傷気味です(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2015年 41分 日本語吹替あり

映画サイトの評価は抜群 ◆ 「エルネスト」



「日系二世として生まれ、医者になることを夢見るフレディ前村オダギリジョー)。キューバハバナ大学に留学した彼だったが、キューバ危機に直面する。混乱の中でチェ・ゲバラ(ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ)と出会ったフレディは、その理念やカリスマ性に感銘を受ける。やがてゲバラの部隊に加入した彼は、ゲバラファーストネームであるエルネストを戦士名として本人から授けられる。そして、ボリビアの軍事政権を倒す戦いに身を投じるが・・・」シネマトゥデイ

 

てことで、基本的に“ゲバラ”題材の映画は好みです。ですが、この作品はいただけない。

 

オープニングの“ゲバラ来日”あたりは、期待がもてましたが、後半はグダグダです。

 

オダギリジョーのファンのかたには、申し訳ないですが、適役とは・・・。

 

まぁ、彼のファン向けなのでしょう(笑)。

 

 

残り1/3で断念しました。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2017年 日本 124分

御多分に漏れず本作も・・・ ◆ 「貞子vs伽椰子」



言わずと知れた『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子が対決。  

 

『フレディVSジェイソン』を思い出させます。

 

 

この手のホラーは、もちろん観る側に恐怖を与えてくれます。怖ければ怖いほど、ウケがいいので2作目、3作目と続くわけです。ところがシリーズが進むにつれ、なんか面白くなってくるのは何なんでしょう(笑)。

 

 

御多分に漏れず本作も、エンディングはちょっと面白いです。もちろん「笑わそう」と思っていいるわけではないと思います(狙ってたりして・・・)。でも・・・面白い。

 

 

もっとゾッとするようなオチがよかったです、個人的には。

 

 

興味のあるかたはどうぞ。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2016年 日本 99分

“サイコ野郎”のドキュメンタリー ◆ 「ゆきゆきて、神軍」



天皇に向けパチンコを撃ったこともあり、過激に戦争責任を追及しつづけるアナーキスト奥崎謙三が、ニューギニア戦線で起きた疑惑の真相を探るべく当時の上官を訪ね歩く姿を追った衝撃のドキュメンタリー。1982年、兵庫県神戸市。ニューギニア戦の生き残りで、いまはバッテリー商を営む奥崎謙三。ある日、終戦後23日もたってから、“敵前逃亡”の罪で二人の兵士が射殺されたことを知った奥崎は、処刑した上官5人を訪ね歩き、当時の生々しい状況を聞き出していく・・・」シネマトゥデイ

 

使命感と怒りで行動している奥崎謙三さん。絶対に近くにはいてほしくないタイプの人間です。

 

敗戦の憎しみをどこかにぶつけたい気持ちはわかりますが、突然、訪問されて質問攻めにあい、挙句、恫喝される“かつての上官”が可哀相になりました(笑)。

 

その後人を拳銃で撃ったりしてますから、笑いごとではないのですが・・・。

 

 

 

素直にアメリカ憎しとならなず、身内に怒りの矛先を向けるあたりは、アメリカの戦後統治、洗脳が成功したということなのでしょう。

 

 

今ではありえないような、“サイコ野郎”のドキュメンタリーなのでした。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

1987年 第30回 ブルーリボン賞監督賞

1987年 第61回 キネマ旬報ベスト・テン読者選出日本映画監督賞

 

 

1987年 日本 122分

“可愛さ余って憎さ百倍” ◆ 「ローズ家の戦争」



ドラマチックな出会いから、スピード結婚。温かい家庭に理想的大邸宅も手に入れ、まさに順風満帆の人生。

 

ところが、ちょっとしたすれ違いから、だんだんと夫婦間の溝が深まります。

 

離婚協議の頃にはお互いに罵りあい、そして相手の大事にしているものを壊すという、まさに戦争状態。

 

 

“可愛さ余って憎さ百倍”の心理、わかるような気がします(笑)。

 

 

1989年のアメリカ映画ですが、まったく古さを感じさせません。有名なだけあってなかなかの完成度です。

 

 

そこそこおススメ。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

1989年 アメリカ 日本語吹替あり

前後のストーリーを観たいと思わせるほどの出来ばえ ◆ 「点」



「とある田舎町で床屋を営む高志(山田孝之)を、高校時代に付き合っていたともえ(中村ゆり)が訪ねてきて、二人は14年ぶりに再会する。ともえに『結婚式のためにうなじの毛をそって』と頼まれた高志は、戸惑いながらも彼女を店に入れる」シネマトゥデイ

 

ほぼ二人の会話だけの映画。しかも26分のショートムービー。

 

 

でも侮るなかれ!

 

 

主人公二人の演技がナチュラルで、すばらしい。後味は最高にいいです。

 

 

前後のストーリーを観たいと思わせるほどの出来ばえです。

 

 

おススメです。好き嫌いがあるでしょうが(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2017年 26分

キャストは何気に豪華(笑) ◆ 「阪急電車 片道15分の奇跡」



「始点から終点まで片道15分のローカル線、阪急今津線の電車内を舞台にした、有川浩の小説を映画化した群像ドラマ。乗客たちの目を通して、偶然同じ車両に乗り合わせた人々の人生を映し出していく。婚約中の恋人を後輩に奪われたOLと、恋人に振り回される女子大生を演じるのは、中谷美紀戸田恵梨香。そんな不幸な彼女たちにもたらされる奇跡と、ハートフルなストーリーに注目」シネマトゥデイ

 

てことで、いくつものトピックスが徐々にクロスオーバーしていくという技法。

 

 

派手さはないものの、なかなかよく練られています。

 

 

キャストは中谷美紀戸田恵梨香南果歩谷村美月有村架純芦田愛菜安めぐみ相武紗季鈴木亮平玉山鉄二宮本信子・・・と何気に豪華(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2011年 118分

農村の嫁不足問題 ◆ 「恋するトマト」



「農村の嫁不足問題を背景に、農家の過酷な現実に絶望した中年男性が、美しいフィリピン人女性との恋を通し再生していく人間讃歌・・・」シネマトゥデイ

 

主人の男性は弱みに付け込まれ、フィリピンまで行って結婚詐欺に遭ったり、日本に帰ることができず、現地で芸能スカウトという名の人身売買に手を染めたり・・・。

 

と、かなり悲惨な状態ですが、「え~話やな~」というエンディングが待っています。

 

 

役者陣も味わい深くて、非常に後味のいい作品。

 

 

観るものに困ったらどうぞって感じです(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2005年 126分