もっと早く観ればよかったです ◆ 「日本で一番悪い奴ら」



柔道の力量を買われて刑事になった、まじめで実直な青年が、武闘派に変身。暴力団から情報を手に入れて、ぶっちぎりの検挙数で署内のエースと呼ばれる存在に。

 

結果を出せばいいというそのやり方は、だんだんとエスカレート。

 

ついには摘発のために、金で拳銃を集めだします。そして、その金は覚せい剤取引で稼ぐという、もはやわけのわからない状態(笑)。

 

これが実話ベースだというのだから驚きです。

 

 

DVDジャケットが嫌いで手がでませんでしたが、いや~面白い。もっと早く観ればよかったです。

 

CDもそうですが、ジャケットデザインで中身を判断してはダメですね。改めて痛感。

 

 

 

おススメ作品です。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2016年 135分

盛り上がりは過去最高とのこと ◆ 「潜入捜査!米国にはびこる白人至上主義」



2016年時点でアメリカには「862」の白人至上主義の団体があるのだとか。

 

この種の団体は、新しい国家に作り替えることが目的で、何度もテロを起こしており、その資金源確保のため銀行と襲ったりもしていると・・・。

 

ユダヤ資本の企業や学校もターゲットなので、一般人の生活そのものも彼らには許しがたいようです。

 

これは認識していなかったです。

 

 

さすがに90年代のように派手な犯罪はおこなっていないものの、現在、その数は増え続け、盛り上がりは過去最高とのことです。

 

 

 

抑圧された社会が、狂信的な人間を産んで、人々が排他的になっていくという歴史的なスパイラルは誰にも止められないですかね?

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2016年 アメリカ(ヒストリーチャンネル) 日本語吹替あり

どうぞ、物事を面白く受け取って愉快に生きて ◆ 「樹木希林 120の遺言」



タレント本と侮ることなかれ!ズシンとくるとくる言葉がてんこ盛りです。

 

本書の内容からすると、どうやら樹木さん、仏教に詳しいようで、仏教用語もところどころにありました。

 

 

古典から選び抜かれた名言には辟易だとお感じのかたへ。この本はいいお口直しなるかと思います。

 

 

ほんでもって備忘録。

 



とるに足りないように思える人生も、おもしろがってみると、そこに幸せが見つけられるような気がするんです

 

 

 

「もっと、もっと」という気持ちをなくすのです。「こんなはずではなかった」「もっとこうなるべきだ」という思いを一切なくす。自分を俯瞰して「今、こうしていられるのは大変ありがたいことだ」と思うと、余分な要求がなくなり、すーっと楽になります。

 

 

 

私のことを怖いという人もいるみたいだけど、それは私に欲というものがないからでしょう。欲や執着があると、それが弱みとなって、人がつけこみやすくなる。そうじゃない人間だから怖いと思われてしまうのね。

 

 

 

本物だからって世の中に広まるわけじゃないのよ。偽物の広まりやすいのよ。偽っていう字は人の為って書く・・・

 

 

 

どうぞ、物事を面白く受け取って愉快に生きて

 

 

病気のおかげで、いろんな気づきもありましたね。だって気づきをしないと、もったいないじゃない?せっかく大変な思いをするのに、それを「こんなふうになってしまって」と愚痴にしていたら、自分にとって損ですから。

 

 

 

私にとって家族への愛情は、“注がなきゃいけないな”っていう義務感とか倫理観からきているものだと思います

 

 

 

仲良くというよりは無関心でいることですね。家族に対しては、だいたいすべて、孫に至るまで無関心。

中略

すべての期待というのは、自分側から見た「こうであってほしい」でしょ?向こう側から見たらものっていうのはまた違うでしょう。

中略

期待をしなければ大丈夫ですよー。

 

 

 

世の中の人は、好きでなくても、見過ぎ世過ぎでいろんなことをやらなきゃなんなくて生きているのに、自分の好きなことをやって生きていられるということは、大変な感謝のことであり、なおかつ、それを求めたらば「好きなことやって食えるようになりたい」というのは、おこがましいことですよ。

 

 

 

覚悟っていうのをすると気楽ですよ

 

 

 

樹木さんの本、もう一冊ぐらい読んでもいいかな~と思いました。

 

 

 

それでは・・・・。

真相を徹底的に追求 ◆ 「オリバー・ストーン オン プーチン」



「ハリウッドを代表するアカデミー賞®受賞映画監督オリバー・ストーンは、約2年以上にわたり、現ロシア連邦第4代大統領ウラジーミル・プーチンに、いくつものインタビューを重ねた。インタビューには、テーマもリミットもない。プーチンのプライベートな部分、政治家としての部分、共産主義の下で過ごした幼少期から権力を握るまでにのぼりつめた現在まで。また、彼が築いてきた米大統領との関係性など、様々な事柄について語りつくされている。ストーンは、アメリカがプーチンを敵視する中、アメリカ人インタビュアーとして、あらゆる出来事に対するロシア及びプーチンの考えの真相を徹底的に追求している。全4回で構成された"平和と善意"を求める濃密なドキュメンタリー」NHK

 

約4時間の映像ですが、まったく中だるみなし、見応えがありました。

 

 

大統領はオリバー・ストーン監督の答えにくい質問にも、理路整然と、ときにユーモアを交えながら対応されています。

 

 

かつて総合格闘技10年間無敗の“エメリヤーエンコ・ヒョードル”というロシアの選手がいました。

 

彼もまた大統領と同じような、謙虚で、それでいてぶれない強さを感じる話し方をしていたので、これは文化的なものなのかもしれませんね。

 

“笑いと怒り”を振りかざし、なにかにつけ大げさなアメリカ人と大違いです(笑)。

 

 

プーチン大統領への見方が変わった1本なのでした。

 

 

超おススメ。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

オリバー・ストーン の他作品

laozi.hatenablog.com

 

書籍はこちら

 

 

2017年 アメリカ 日本語吹替なし

第28回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門作品賞 ◆ 「ケンとカズ」



「ケン(カトウシンスケ)とカズ(毎熊克哉)は自動車修理工場で働きながら、裏では覚せい剤の取引をしていた。ケンは恋人の早紀が身ごもっており、彼女と生まれてくる子供のために人生をやり直そうと考えていた。一方、カズは母親のことで問題を抱えていた。カズは密売ルートを増やすべく、敵対グループと手を組もうと画策するも・・・」シネマトゥデイ

 

てことで、後味がいい映画をお探しのかたにはおススメできません。

 

ジメ~としたダークな感じの作品です(笑)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2016年 96分

一都市国家から巨大国家へ ◆ 「古代ローマの至宝~歴史を刻む美しき遺産~第1話」



「第1回は、ロシアのエルミタージュ美術館、ローマのカピトリーノ美術館や、ナポリ近郊のポンペイ遺跡にある遺跡などを巡り、一都市国家から巨大国家へと成長した紀元前のローマに迫る」U-NEXT

 

古代ローマにすごく関心がないと、退屈かもしれません。私がそうです(笑)。

 

 

ちなみに2回・3回は下記のような内容です

 

「第2回は、南フランスに残されたローマ帝国の神殿や、ローマに今も残る凱旋門パンテオン神殿、ナポリの北にあるバヤの遺跡などを巡り、栄華を極めた帝国時代のローマに迫る」

 

「第3回は、北アフリカリビアに残されているローマ帝国の遺跡や、イタリア北東部にある聖堂などを訪れ、繁栄が頂点に達した後、次第に衰退し始めるローマの歴史を追う」

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2012年 BBC 日本語吹替あり

ネコ好きのかたはもちろん、そうでないかたにも・・・ ◆ 「先生と迷い猫」



イッセイ尾形さん演じる、伴侶をなくして時間を持て余す元校長と、野良猫の物語。

 

埼玉県で実際にあった地域猫失踪事件がベースなんだとか。

 

 

なかなか味わい深くて、温かい感じの作品でした。

 

ま~イッセイ尾形さんのキャラだけでもっている映画という感じもしますが・・・(笑)

 

 

ネコ好きのかたはもちろん、そうでないかたにも、そこそこおススメ。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2015年 日本 107分

ドキュメンタリーとドラマの融合 ◆ 「シリコンバレー狂騒曲 第1話 インターネット時代の幕開け」



「インターネットバブルを通して、爆発的に形勢を変えていったシリコンバレーの出来事を描く。誰もがよく知るテクノロジーの台頭、衰退、そして復活を経験した人物たちに焦点を当て、これまで一度も語られたことのないテクノロジー革命の真実を、ハリウッドの製作陣が手掛けた脚本と演出によるドラマ部分と、本人が語るインタビュー部分を組み合わせ明らかにする」ナショナルジオグラフィック

 

当時の関係者のインタビューを挟み込んでいるので、半分ドラマ、半分ドキュメンタリーという構成です。

 

何話まであるのか知りませんが、いい暇つぶしにはなるかと・・・(笑)。

 

 

この第1話はナショナルジオグラフィックTVで観れるようです(6/25まで無料)。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2018年 ナショナルジオグラフィック 日本語吹替あり

様々な視点ね~ ◆ 「ストーリー・オブ・ゴッド WITH モーガン・フリーマン3 第3話神の啓示」



モーガン・フリーマンが神の啓示について調査する旅に出ます。啓示を受け病気を治した人、考え方が変わった人を訪ね、様々な視点から神の啓示に迫り、その意味を考えます」U-NEXT

 

シーズン3の第3話になります。

 

 

宗教にまつわる逸話を真実ととるでなし、かと言って、人間の心理が神を必要としているという科学的アプローチでもなし・・・。

 

番組の“立ち位置”がイマイチ不明瞭な感じです。

 

 

ナショナルジオグラフィックなので期待したのですが・・・、一言でいうと、面白くない(笑)。

 

このシリーズ、もう観ることはなさそうです。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2018年 ナショナルジオグラフィック 日本語吹替あり

肥満に関する本は、この1冊でいい ◆ 「トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ」



いや~この本は素晴らしいですね。

 

長い間、思っていた謎が氷解しました。

 

 

 

「朝食はたくさん食べても大丈夫」とか「プロテインは太らない」とか「人工甘味料はカロリーが低いので太らない」とか「食事はできるだけ小分けにしたほうが太らない」とか「肉は血糖値を上げないので太らない」とか・・・。

 

どうも、自分の経験と照らし合わせると合点がいかないような・・・。疑問が浮かぶたびに、努力が足りないだけなのだと無理に納得したりして(笑)。

 

 

 

私は筋トレをするので(お遊び程度ですが)、「空腹時間が長いと筋肉が分解される」「たんぱく質はストックできないので、小分けに飲むのが筋肉の材料になる」「プロテインは血糖値を上げないので太らない」etc・・・いろんな書籍やプロと言われる方の意見を信じていました。 ただ、どうもイマイチシャープになれない。結構、カロリー制限しているのに。それどころか、微増傾向・・・。

 

 

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ほんでもって内容はいうと、体重のカギを握るのはインスリンの分泌量なのだと。

 

カロリーは摂りすぎると肥える要素になるものの、あくまで一要素。減らせば減らすほどそれでまかなえるカラダになるようで、基礎代謝も半分ぐらいに減るのだとか。

 

 

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最近はやりの糖質制限インスリンが出過ぎないように、糖質を抑えるので太らないという理屈ですが、これも半分正解。

 

というのも、インスリン分泌量に糖質が与える影響は24%。他の要素が70%以上を占めるらしいです。遺伝的要素やインスリン抵抗性などが重要なんですって。

 

 

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普段のインスリン分泌量によって、体重の規定値が決定。ホメオスタシスによって必ず基準の体重に戻るようです。

 

それでもって、その人にとっての基準体重を下げるには、普段のインスリン分泌量を低く抑えることが大事。そのためにはインスリン抵抗性も抑える必要が・・・。

 

 

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モノを食べると少なからずインスリンが分泌。インスリンが分泌されない状態こそ、脂肪燃焼のタイミング。なので空腹時間がカギのようです。いわゆる“プチ断食”です。

 

 

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空腹で筋肉を分解してしまうなら、飢餓と戦ってきた人類はとっくに絶滅していただろうと(筋力が衰えたらますます狩りなどの成功率が下がるため)。飢餓のために脂肪があるのに、筋肉をエネルギーに変えるという理屈は、暖をとるために、薪があるのにソファから燃やすようなものだと・・・。いやはや、言われてみるとその通り。

 

 

 

このようなこがすべて、実験データをベースに語られています。エビデンスってやつですね。

 

 

帯に書いてある通り「肥満に関する本は、この1冊でいい」と思います本当に(笑)。

 

 

学べました。

 

 

おススメです。

 

 

 

それでは・・・・。