地味ですが傑作です ◆ 「刺さった男」



何年も職にありつけない悩める中年が主人公。

 

ある日、恥を忍んで、大きな会社で働く友人を訪ねますが、いい返事がもらえず退散。その帰りにふらっと立ち寄った遺跡で事故に遭います。なんと、高所から落ちてあたまに鉄の棒が刺さるという惨事。

 

意識ははっきりしているものの、出血の危険性があるので、刺さったまま動かせません。

 

この男性、元は広告関係の仕事をしていただけに、自分の置かれた状況を1社に独占放送させてお金を儲けようと考えます。守銭奴なのではなく、金銭的に家族に迷惑を掛けていると想いから必死なんですね~。

 

 

金に群がる人間と、家族愛が対比されていていい塩梅です。

 

 

ちょっと泣けます。

 

 

 

それでは・・・・。

 

 

 

2012年 スペイン / フランス 日本語吹替あり