速読日本一が教える ◆ 「すごい読書術」



借金を返済するために投資を始め、そこでメンターから500ページを超える課題図書を与えられ、それを読破するために速読を身につけたという“角田和将”さんの本。

 

ややもすれば、速く読むことが目的のような内容の書籍が多い中で、この著者は必要にせまられて本と速く読むようになった方だけに、「読書を役立てる」という趣旨は最後までぶれてません。

 

 

フォトリーディング”や“眼を鍛える・・・” etc...て言われてもな~(笑)、とお嘆きの方には参考になるかもです。

 

 

ほんでもって備忘録。

 



読書に限れば、「読書速度」と「頭に残っている情報量」との間には、そもそも相関関係などないのです。読書速度と頭に残る情報量に関係がないのであれば、速く読んだほうがいい・・・

 

 

 

再読すると、行動前に気にならなかった文章が、環境や経験値が変わったことで、目に留まる機会が増え、知恵を生み出せる

 

 

 

本を読むことが文字情報をイメージに変換することだと考えると、その変換方法に違いがあれば、アウトプットされる内容も変わるのは自然なことです。

中略

同じ文章を見ても、文章から変換されるイメージ、つまり理解している内容は人によって変わるということです。

 

 

 

自分に合う本を見つける

あくまで「読む」のではなく、「探す」目線を持つことがポイント

 

 

 

覚えようとする癖を取り、気づきや閃きを探そうとする読み方に変えるコツが速読にあるのです。速読といってっも、普通に読んでいるときのスピードよりも速く読み取ろうとするだけで十分です。

 



見て理解

レストランにあるメニュー表を「読ませて」と言う人はほとんどいないと思います。

中略

つまり、メニュー表を見ているときにやっていることが、文字を「見て理解」している状態なのです。

中略

ペペロンチーノと書いてあったとしても、頭の中で音声化して「ぺ」「ぺ」「ロ」「ン」「チ」「-」「ノ」と1文字ずつ黙読することはまずありません。その言葉全体を見て、パスタのイメージが思い浮かぶはずです。つまりこれと同じことを文章でやっていけばいいのです。

中略

新聞記事の1行の文字数は紙面にもよりますが、大体11~13文字位になっているので、1行単位で「見て理解」する意識を持ち、目線を縦書きの文章に対して横に動いていくような見方をしていくと、文字数を意識せずに「見て理解」する癖づけができるようになるでしょう。

 

 

 

言葉の単位で「見て理解」をするとき、慣れないうちは漢字で始まる言葉と接続詞、文末の言葉だけに注目して、それらの言葉の間に書かれている助詞的な言葉には意識を向けないようにすると、取り組みやすくなるでしょう

 

 

 

うる覚え箇所を検索する感覚

気になっていた箇所を見つけたら、その箇所と周辺の文章は普通のスピードで読んでください

 

 

 

インターネットが普及した今の時代、本を読む意味は、むしろ「何を知ればいいのか?」、それに気づかせてくれるところにあります

 

 

 

本の内容を完璧に覚えるより、たった一つでも閃きが得られることのほうが、社会人にとっては、本当の意味で本を活かせている状態になります

 

 

 

本を読んでいたときには、しっかり覚えたと思った内容であっても、自分の言葉で説明しようと思って文章に書くと、曖昧に理解しているところが浮き彫りになることがあります。

中略

「読むまでが読書」ではなく「書き出すまでが読書」と心がけてください。

 

 

 

他の著作も読んでみようと思います。

 

 

 

それでは・・・・。