1949年作品のリメイクなんですって。
さすがリメイクされるだけあってストーリーはよくできています。
理想主義を掲げ企業や特権階級を敵に回し、ついには政治家に上り詰めた男。やがて彼も、汚職や賄賂に手を染めることに・・・。
勧善懲悪の物語ではありません。
置かれたポジションで、簡単に考えかたが変わる“人の性”というか“人間の弱さ”と表現してらいいのか・・・。
よく「ぶれる」とか「ぶれない」とか言いますが、そんな単純なことではなく、人は神ではない以上、思いも変わるでしょうし、間違いもおかすでしょうし・・・。
選んだ側は、信頼はもちろん、チェックする目も必要ですし・・・。 「今度の人は大丈夫→信用していたのに、騙された」という、完全無欠のリーダーを求め続ける私たちの思考を変えない限り、どんなシステムでも、誰がやっても同じなんでしょうね~。いや~難しい。
いろいろ考えさせられる作品でした。おススメです。
それでは・・・・。
2006年 アメリカ 日本語吹き替えあり