「意志の力を使った従来の自己啓発の97%は失敗する!」
私はいわゆる「引き寄せの法則」には懐疑的なので、この謳い文句につられました。
■自分には価値がないと思う
■目標をたてて頑張っているのにうまくいかない
■イライラや不安がある
■一度うまくいったも、すぐに心配になる
■様々な自己啓発を試してみても効果がない
心の記憶を癒せば、すべてが変わる!
とま~帯にはこんなことが書いてあります。
冒頭から、こんな質問が。
質問1.あなたが今、他の何より欲しいものは何だろう? 魔法のランプに何をお願いするだろう?
質問2.質問1で答えた「何よりも欲しいもの」が手に入ったら、自分はどうなるだろう? 人生はどう変わるだろう?
質問3.何より欲しいものを手に入れ、質問2で想像した通りの結果になったら、どんな気分だろう?
質問3の答えが、本当に欲しいものなんですって。 これには納得です。 なるほどなって思いました。 少しだけ自分の心が理解できた感じです。
エンディングの質問は
質問1.あなたが今、他の何よりも恐れているものは何だろう? 時間をかけて、じっくり考えてもらいたい。 答えが見つかったら、詳しく描写して書こう
質問2.質問1で答えた「何よりも恐れているもの」が実際に起こったら、自分はどうなるだろう? 人生はどう変わるだろう?
質問3.質問1と質問2への答えが現実になったら、あなたはどう感じるだろう?
質問3の答えが、現在の内面の状態で、癒さなければならない問題らしいです。 これはきっと核心をついてますよね? そう思いました、私。
いろいろ解決策らしきものが書いてありますが、この本自体も“スピリチュアル”の括りなので、ちょっと理解しにくいところがあります。 が、気づきを与えてくれた功績は大きいです。
著者の言い分をものすごく簡素化すると、普段の行動を支配しているのは“潜在意識”なので、そこにバグがあと、いくら“顕在意識”でコントロールしようとしても求めているもは手に入らない。 だから自分の本当の気持を、記憶をたどって癒すことが必要なのだいうことです。 まっとうな意見じゃないですか?
ちなみに、私はなぜ“スピリチュアル系”が苦手かと申しますと、昔は興味をもってたくさんこの手の本を読んでいたんですよ。 どうでしょう10年、もっと前かもしれません。
次から次へと、いろんな人がたくさん本を出版する状況を少し俯瞰すると、「このやり方で簡単にダイエットできますよ・・・」とか「すぐに英語が話せますよ・・・」と同じような、商売の戦略だなと。 そんなうまい話はないなと(笑)。 それで冷めちゃいました。 あくまで私の場合ですよ。 もちろんうまくいく人も中にはいらっしゃるでしょうし。
そんな感じです。
でも、この本はおススメです。 スピリチュアルに抵抗があるひとも機会があれば読んでみてください。
それでは・・・・。