脳は何度も言われたことを信じる ◆ 「セルフトーク超入門」



著者は著述家、ライフコーチ、心理学博士のシャド・ヘルムステッター氏。

 

約20冊の著書は70か国以上で出版されているとか。

 

 

それもうなずけるほど、シンプルでわかりやすい内容です。

 

 

いつものように備忘録。

 



人生の最初の18年間、どんなにポジティブな家庭で育ったとしても、あなたが受け取ったプログラムの77パーセント以上はネガティブである

 

 

 

受け取ったプログラムを保存する脳の部位は、それが真実かどうかを識別することができない

 

 

 

プログラムの90パーセント以上が無意識によるものであるため、あなたはそれをまったくと言っていいほど意識していない

 

 

 

あなたが信じていること、考えていること、言ってること、していることはすべて、他社から受け取ったプログラムの結果である

 

 

 

どんなにネガティブで役に立たないプログラムを持っていても、それを変えることは可能である

 



ネガティブなセルフトークとは何か?

■うまくいかないという視点い考えたり、言ったりするすべてのこと

■恐怖におののきながら考えたり、言ったりするすべてのこと

■強みではなく弱みに意識を向けて考えたり、言ったりするすべてのこと

■世の中を問題に満ちた場所とみなして考えたり、言ったりするすべてのこと

■自分が何かを成し遂げるのを妨げる方向で考えたり、言ったりするすべてのこと

■自分の将来を限定する方向で考えたり、言ったりするすべてのこと

 

 

 

あなたが本気であろうとなかろうと、ネガティブなことを繰り返し言ったり考えたりすると、脳がそれを本気で受け止め、それを真実だと思ってしまう・・・

 

 

 

質問「人生がうまくいっている人と、そうではない人の違いは何か?」

答え「その違いは、その人たちの『プログラム』である」

 

 

 

脳の神経可塑性

脳は常に学習し、たえず変化しているということだ。実際、新しい学習や経験は脳の物理的構造を変える。

 

 

 

脳は何度も言われたことを信じる ポジティブ思考を批判する人たちは、それが希望的観測にすぎず、自分の身に起こることをいくら前向きにとらえても、人生はよくならないと信じていた。しかし、その後の研究で、それと正反対のことが明らかになった。ポジティブ思考をするように脳を訓練した人たちは、左前頭前皮質により多くの神経回路をつくっていたのである。脳のこの部位は、問題に対処するよりよい方法を見つけるのに役立ち、ポジティブな行動を促す。

 

では、ネガティブなセルフトークをする人たちはどうか。ネガティブ思考をする習慣のある人たちは、右前頭前皮質により多くの神経回路をつくる。脳のこの部分は、問題から逃げるように促し、とるべき行動を妨げる。

 



潜在意識は、知らないうちあなたに代わってほとんどの選択をする。これは多分に恐ろしいことである。なぜなら、あんたたのプログラムの90パーセント以上が潜在意識の中に隠れているからだ。

中略

潜在意識の77パーセント以上はネガティブである。つまり、潜在意識はあなたに代わってひそかにほとんどの選択をしているだけでなく、たいていネガティブなプログラムに基づいて選択しているということだ。

 

 

 

脳は変化するように設計されている 毎日、セルフトークを練習していると、新しいセルフトークは自然に声に出して話すことできる新しい言葉になる。その新しい言葉は新しい生き方につながり、あなたの将来のすべての選択に影響をおよぼす。

 



脳のプログラミングのプロセスを意識的にコントロールしないかぎり、あなたがプログラムをコントロールするのではなく、あなたがプログラムにコントロールされることになる

 

 

 

多くのアファーメーションが「私は聖なる宇宙と一体だ」とか、「宇宙は私が宣言したものを与えてくれる」といったスピリチュアルな思いを表現していて、一時的に気分はよくなるのだが、脳を組み替えるのにはあまり役に立たない・・・

 

 

 

自分の脳の中にあるかもしれないネガティブなプログラムや、それを得た経緯を調べるために時間をかけないほうがいい。ネガティブなプログラムを監視することは必要だが、古いプログラムに焦点を当てれば当てるほど、ますますそれに意識を向けて、それを強化してしまうからだ。

 

 

 

先延ばし、恐怖、疑念、不信は、すべきだとわかっていることができなくなる原因である。そして、それらはすべて古いプログラムによるものだ。

 

 

 

薄い本ですのですぐに読めます。

 

時間がない方にもおススメです。

 

 

 

それでは・・・・。