みんなの疑問です(笑)
■キラーフレーズ■
「私たちの『生きている時間』
は時計の時間と比較すると
早く進んだり遅く進んだり、長くなったり短くなったり
しているのだ。
つまり、時計の時間に合わせて生活することは
努力を要する事柄であるといえる。」
★★★☆☆
「同じ1年であっても、10歳の子供にとっては
人生の10分の1であり、60歳の大人にとっては60分の1である。」
というフレーズは聞いたことがあるのではないでしょうか。
これはフランスの哲学者ポール・ジャネーと
その甥で心理学者のピエール・ジャネーが立てた仮説で
「ジャネーの法則」
というそうです。
著者の一川誠氏は実験心理学が専門で
前半はいろいろな実験結果を通して
人間の知覚がいかに、あてにできないかという
説明がなされています。
時間の感じ方には代謝が大きく関わるようです。
歳をとると時間を早く感じのは
代謝が落ちていて、時間をゆっくと感じるから。
熱をだして寝込むと時間がなかなか進まないのは
代謝があがっているので、その逆。
他に毎日イベントごとを楽しみにしていると
時間はゆっくりと進んで、ルーティンワークを
こなすと時間は早く過ぎるなどの
事例をあげています。
結局、時計とはみんなが一緒に生活するために
つくった「道具」であって
時間の感じ方は人によっても、その人の状態によっても 違うと・・・・。
なんとなくわかったような わからないような(笑)。
明快な解答は示されていませんが
興味のあるかたはどうぞ。
ためになることが書かれていますが
いかんせん読みにくいので ★3つです。