“人生の雛形”をお探しのかたには、観る価値あり ◆ 「夫婦の時間 お小言ありがとう ~斎藤茂太・美智子夫妻の56年~」



精神科医斎藤茂太さんは、150冊以上の手帳を残している記録魔でもありました。この手帳によく登場するのが妻・美智子さんの発する『ミチコ語録』。茂太さんは、美智子さんからの『お小言集』とも言うべき記録を書き留めるたび、妻の思いやりと自分のいたらなさを痛感したそうです。この『ミチコ語録』から、老夫婦がともに歩んできた56年の軌跡をたどります」NHK

 

たくさんの本を書かれている“精神科医”のドキュメンタリーです。

 

グッと刺さるような言葉を期待したのですが・・・。

 

蓋をあけると“よき夫婦”のお話。

 

 

ただ、奥様は“品のいいご年配”だったので(昭和の時代には、よく見かけたであろう)、後味のいい番組には仕上がっています。

 

 

“人生の雛形”をお探しのかたには、観る価値があるかもしれません(笑)。

 

 

 

それでは・・・。 1

 

 

 

999年11月 BSスペシャル 48分

 

“人は人、自分は自分”を貫くというのはすばらしい ◆ 「女優、母、そして樹木希林 ~秘蔵映像でつづるアンソロジー~」



俳優座の研究生として芸能界の第一歩を踏み出してから、唯一無二の存在感を醸し出していた樹木希林。日本を代表する女優でありながら、いつも自然体。そんな樹木希林の生涯は波乱万丈な75年だった。また、女優としての一面だけでなく、ドラマティックだった私生活、ロックシンガー内田裕也との奇妙な夫婦生活、一人娘の也哉子の子育て・・・。常識という枠に収まりきらなかった樹木希林の人生をNHKに残る映像を通じて紹介する」Oricon

 

知的な人というのは、こういう人のことをいうんだろうなと思わせる女性です。

 

普通の会話に、ポツポツと名言が。

 

 

品があって、せりげなく、それでいて鼻につかないのが痺れます(笑)。

 

 

“人は人、自分は自分”を貫くというのはすばらしいなと・・・。

 

 

 

それでは・・・。

 

 

 

2019年 NHK

 

 

 

 

 

 

今も昔も変わりませんな~ ◆ 「激闘ガダルカナル 悲劇の指揮官」



指揮官の一木清直大佐は、無謀な突撃作戦にこだわり、部下の命を奪ったとして非難を浴びてきた。果たしてそれは真実なのか?今回、アメリカで膨大な戦闘記録を発見。一木支隊の知られざる激闘の実態をドローンによる地形調査を交えて、高精細な三次元のCGで復元する。10倍の敵が待ち構えているとは知らず、『死の罠』にはまっていった一木支隊の兵士たち。予期せぬ大敗北の裏には、共同作戦に打って出た陸軍と海軍の対立があった。両者の溝が深まる中で、戦場は地獄と化していった。部隊全滅の責任を負わされた指揮官の悲劇に新発見の史料から迫るNHK

 

陸・海両軍の共同作戦とは名ばかりで、各々が別の目的で戦いに挑み、そして惨敗。

 

その結果に対しては“指揮官の無謀な突撃作戦”ということで幕引き。

 

結果の解析はしないまま。意地とメンツと保身が第一。

 

 

今も昔も変わりませんな~。

 

 

 

それでは・・・。

 

 

 

2019.8 NHK総合テレビ

NHKスペシャル 激闘ガダルカナル 悲劇の指揮官 [DVD]

まさにエンターテイメント ◆ 「ライブリポート」



「少女の誘拐事件の捜査を生配信するスタイルで描く犯罪サスペンス。警察官と配信サイトのリポーターが、視聴者の助言を受けながら事件を追う。主人公の警察官を『ラビット・ホール』などのアーロン・エッカートが演じ、『ステータス・アップデート』などのコートニー・イートン、ドラマシリーズ『GOTHAM/ゴッサム』などのベン・マッケンジーらが共演。監督を『大脱出2』などのスティーヴン・C・ミラーが務める」シネマトゥデイ

 

スリリングな展開で、まさにエンターテイメントって感じです。

 

 

本編にはあまり関係ない話ですが、ライブ配信のサイトを運営するアジア人女性のキャラ設定が癇に障ります(笑)。

 

 

 

それでは・・・。

 

 

 

2019年 イギリス / アメリカ 日本語吹替あり

“名言”好きのかたは観て損なしかと・・・ ◆ 「幸せへのまわり道」



「雑誌『エスクァイア』に掲載された記事を基に、アメリカの長寿番組の名物司会者と雑誌記者の交流を描いた伝記ドラマ。実在の人気司会者をオスカー俳優トム・ハンクスが演じ、第92回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。彼と友情を育む記者に『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』でもトムと共演しているマシュー・リスがふんし、『アダプテーション』などのクリス・クーパー、スーザン・ケレチ・ワトソンらが出演。『ある女流作家の罪と罰』などのマリエル・ヘラーが監督を務めた」シネマトゥデイ

 

人気司会者フレッド・ロジャース(トム・ハンクス)はみんなに慕われ、まるで聖人。

 

雑誌記者が、彼に“そんな生き方は辛くないか”と訊いたときの答えが秀逸。ズバッと刺さりました。

 

 

「痛みのない日常生活なんて、ありえない」

 

 

辛いときに思い出したい言葉なのでした(笑)。

 

 

そうそう、エンディング近くで、こういうセリフもありました。

 

 

「言葉にできれば乗り越えられる」

 

 

“名言”好きのかたは観て損なしかと・・・。

 

 

 

それでは・・・。

 

 

 

 

2019年 アメリカ 日本語吹替あり

さすが韓国映画の十八番 ◆ 「映画は映画だ」


「ヤクザをリアルに演じたいスター俳優と、俳優になりたかったヤクザが出会い、お互いが住む世界に惹かれていくアクション・ドラマ。韓国映画界の鬼才監督キム・ギドクが製作を務め、数々のキム・ギドク作品で助監督を務めてきたチャン・フンキム・ギドクの原案を映像化した。俳優の夢を捨て切れないヤクザを演じるソ・ジソブ、ヤクザより暴力的で高慢な映画スターを演じるカン・ジファンが激突する、クライマックスのファイトシーンは圧巻」シネマトゥデイ

 

バイオレンスシーンオンパレードの作品です。

 

こういうのは韓国映画の十八番。まったく退屈しませんでした。

 

 

むちゃくちゃ良いわけでもないですが、そこそこおススメです(笑)。

 

 

 

それでは・・・。

 

 

 

2008年 韓国 日本語吹替あり

ヒトラーと第三帝国への忠誠宣誓を拒絶 ◆ 「名もなき生涯」



「『シン・レッド・ライン』『ツリー・オブ・ライフ』などのテレンス・マリックがメガホンを取ったヒューマンドラマ。第2次世界大戦下のオーストリアで、信念と家族への愛を貫いた農民の姿を映し出す。主演を『ヒトラーの贋札』などのアウグスト・ディールが務め、『エゴン・シーレ 死と乙女』などのヴァレリー・パフナー、『ヒトラー ~最期の12日間~』などのブルーノ・ガンツらが共演する」シネマトゥデイ

 

良く言うと、非常に重厚で雰囲気があり、“名作感”漂う作品です。

 

悪く言うと、冗長で退屈(笑)。

 

 

重めの映画が好きなかたは一見の価値ありかと・・・。

 

 

 

それでは・・・。

 

 

 

2019年 アメリカ/ドイツ 日本語吹替あり

超評価の高い新作映画 ◆ 「ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実」



ベトナム戦争から30年以上を経てその功績が認められたアメリカ軍兵士の実話を映画化した戦争ドラマ。自らの命を犠牲に多くの負傷兵を救った空軍落下傘救助隊兵士への名誉勲章授与が却下され続けた理由を、空軍省に勤務する青年が解き明かそうとする。監督を務めるのは『ロンリーハート』などのトッド・ロビンソン。主演は『アベンジャーズ』シリーズなどのセバスチャン・スタン。共演にクリストファー・プラマーウィリアム・ハートエド・ハリスなどが名を連ねる」シネマトゥデイ

 

劇中、権力によってかなりピンチに立たされた主人公とその奥さんとの会話が印象に残ったので記しておきます。

 

 

夫「怖いんだよ」

 

「それはいいことよ。恐怖は生きるための本能。怖いと思うのは当たり前なの。突き進んで」

 

 

展開は地味です(笑)。

 

 

 

それでは・・・。

 

 

 

2019年 アメリカ 日本語吹替あり

細マッチョだった僕が34キロ太ってみてわかったこと ◆ 「スーパー・ファットダイエット計画」



以前このブログで紹介したドキュメンタリー番組「Let's 太って痩せるダイエット」の書籍版。

 

厳密に言うと、書籍→テレビの順です。

 

 

誰もが羨むようなマッチョなフィットネストレーナーが、クライアントの気持ちを理解するために3か月で34kg増量して、それからの3か月で元のウエイトまで減量するという過酷なプログラムに挑戦するという内容です。

 

面白かったので、本も買いました。

 

が、“肝”はテレビ番組に網羅されています。改めて書籍を読む必要はないと思います(笑)。

 

 

 

 

それでは・・・。

関係者の言葉や機密資料が現す事態の深刻さ ◆ 「巨大製薬会社の陰謀 THE CRIME OF THE CENTURY」



「古代からその有用性が知られているアヘン。鎮痛効果で重宝される一方、中毒性の強さからさまざまな問題も引き起こしてきた。そんなアヘンが現代社会にもたらした諸問題を追求。製薬会社と医師の癒着や、依存性が生んだ死者増加の危機などを解説する」U-NEXT

 

非常に興味深い内容です。

 

特別な職業であるはずの“医療の世界”の一面がクローズアップされています。

 

その様は、まさに合法的麻薬カルテル

 

 

拝金主義とは恐ろしい。

 

 

世も末といったところでしょうか・・・。

 

 

是非、ご覧になってください。

 

前編 世紀の犯罪~オピオイド危機の真相 113分

 

後編 処方箋の対価~合成麻薬フェンタニルのまん延 118分

 

U-NEXTの見放題で視聴できます。

 

 

 

それでは・・・。

 

 

 

2021年 アメリカ 日本語吹替なし