「広告業界で成功を収めた老婦人のハリエット・ローラーは、80代に入ってから孤独と死への不安を感じていた。そこで、ハリエットは自身の訃報記事を生前に執筆することを思いつき、地元の若い新聞記者であるアン・シャーマンに依頼する。しかし、理想とかけ離れた原稿を読んだ彼女は、最高の訃報記事には欠かせない4つの条件を満たすため、自分を変えることを決意する」Oricon
自分に正直に生きる破天荒な女性富豪と、失敗を恐れ自分の殻を破れない若き女性ライターの物語。
後半にグッときたセリフがあったので記しておきます。
ライター:
「怖いの、失敗するんじゃないかって」
富豪:
「失敗の上に、あなたが作られてゆくのよ。失敗があなたを変えるの。賢くて強く自立した人間にね」
ライター:
「でも私はあなたとは違う。そんな怖いもの知らずじゃない」
富豪:
「思いっきり転びなさい」
ライター:
「えっ」
富豪:
「転ぶの。派手にすっ転んでみなさい」
ライター:
「何?それがアドバイス」
富豪:
「そうよ。失敗してこそ学べるの。失敗してこそ生きられる」
富豪のお葬式にて
「・・・その人のせいで私は仕事を辞めたくなったし、その人のせいで自分のことをクズだと思った。でも彼女は私やみんなを、そんな風に思ってなかった。
私たちが最高の自分になれるよいうに挑発してくれただけ。
だって彼女はみんなの可能性に気付いてたから。それが彼女のすばらしいところでした」
前半は平凡な展開でしたが、最後のセリフ回しで救われました(笑)。
まずまずの作品です。
それでは・・・。
2016年 アメリカ 日本語吹替あり