最近観た「まぁまぁ」な映画・ドラマの感想・・・

『ワイルド・スピードシリーズ』の第10作目 ◆ 「ワイルド・スピードファイヤーブースト」

「2001年の第1作から数えて22年、メガヒットシリーズへと成長した人気カーアクション『ワイルド・スピード』のシリーズ第10作。パートナーのレティと息子ブライアンと3人で静かに暮らしていたドミニク。しかし、そんな彼の前に、かつてブラジルで倒した麻薬…

フランス近現代史のタブー ◆ 「いのちの戦場 -アルジェリア1959-」

「フランス近現代史のタブーとされるフランスとアルジェリアの植民地独立戦争を、『ピアニスト』『王は踊る』のブノワ・マジメルが立案・主演した戦争映画。『スズメバチ』のフローラン・エミリオ・シリが監督を務める。1959年、アルジェリアのカリビア地方…

ハリウッドを代表するヒットメーカー トニー・スコット監督作品 ◆ 「ラスト・ボーイスカウト」

「私立探偵がフットボール賭博に絡む陰謀に巻き込まれるというアクション。脚本はシェーン・ブラックが執筆。製作はジョエル・シルヴァー、マイクル・レヴィ、監督はトニー・スコット、撮影はウォード・ラッセル、音楽はマイクル・ケイメン、編集はスチュワ…

大学教授と移民の青年との心の交流 ◆ 「扉をたたく人」

「愛妻に先立たれ、心を閉ざして孤独に暮らしていた大学教授のウォルターは、久々にニューヨークにある別宅のアパートを訪れるが、そこにはいつの間にか見知らぬ移民の男女が暮らしていた。シリア出身の青年タレクは“ジャンべ”というアフリカ発祥の太鼓の奏…

今は亡きポール・ウォーカー主演作品 ◆ 「ボビーZ」

「『ワイルド・スピード』のポール・ウォーカー主演による痛快アクション。元海兵隊員で現在服役中のティム・カーニーは、麻薬取締局の捜査官から取引を持ちかけられる。瓜ふたつの容貌を持つ麻薬ディーラー“ボビーZ”に成りすまして捜査に協力すれば、自由の…

地味に有名な映画 ◆ 「ソイレント・グリーン」

「2022年、今から約50年後のニューヨークには人口が膨大したことによって食糧難が起こっていた。人々は1週間に1度、政府が配給する『ソイレント・グリーン』と呼ばれるウェーフェース状の食料で命を継いでいたが・・・。原題のソイレント・グリーンとはSOY(…

禁酒法下のニューヨーク黒人街ハーレムが舞台 ◆ 「コットンクラブ」

「禁酒法下の1920年代に栄えた黒人街ハーレムにあるナイトスポット“コットンクラブ”を舞台に、そこに展開される芸人やヤクザたちの人間模様を描く。製作はロバート・エヴァンス。エグゼクティヴ・プロデューサーはダイソン・ロヴェル。監督は『ワン・フロム…

吹替2種類 ◆ 「エンゼル・ハート (日本語吹替収録版)」

「ウィリアム・ヒョーツバーグの小説『堕ちる天使』を、名匠アラン・パーカー監督が見事に映画化したオカルト・ミステリー。1950年代のブルックリン。私立探偵ハリーの元に、サイファという男から高額の依頼が舞い込む。それは、大戦後に失踪した人気歌手ジ…

クリント・イーストウッド監督・主演◆ 「ブラッド・ワーク」

「マイクル・コナリーのベストセラー小説『わが心臓の痛み』を、クリント・イーストウッド監督・主演で映画化したクライム・サスペンス。FBIの心理分析官テリーは、連続殺人犯『コード・キラー』を追跡中に心臓発作で倒れ、退職することに。2年後、心臓移植…

日本・韓国合作 ◆ 「李藝 ~最初の朝鮮通信使~」

「日本の室町時代に生きた朝鮮通信使・李藝(りげい/イ・イエ)に光を当てたドキュメンタリー。朝鮮王朝前期、地方の小役人に過ぎなかった李藝は、世宗大王の厚い信頼を受けて外交官となり、室町幕府・足利将軍に謁見するため京都を訪問。そのほか対馬、壱…

まるで韓国映画のような展開 ◆ 「失踪」

「ある晴れた休日、ドライブを楽しんでいたジェフとダイアン。だが、冷たい飲み物を買ってくると言い残して、コンビニエンス・ストアに入ったダイアンはそれきり戻ってこなかった・・・。それから3年ジェフはありとあらゆる手を尽くして彼女を探し続けた。せ…

監督・製作クリント・イースーウッド ◆ 「ホワイトハンター ブラックハート」

「アフリカ象のハンティングに強迫的に魅せられてゆく1人の映画監督の姿を描くドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはデイヴィッド・ヴァルデス、監督・製作は『バード』のクリント・イースーウッド。脚本は『アフリカの女王』のジョン・ヒューストンをモ…

よく練られた作品です ◆ 「依頼人」

「偶然自殺の現場を目撃し、ある事件について″知りすぎた″少年が過去に傷を持つ女弁護士とともに様々な利害の渦巻く社会の中で戦っていくヒューマン・サスペンス。原作は最近立て続けに『ザ・ファーム 法律事務所』『ペリカン文書』が映画化されているジョン…

パク・チャヌク監督による“復讐三部作”の第1弾 ◆ 「復讐者に憐れみを」

「2004年度カンヌ国際映画祭で、韓国映画初のグランプリ受賞を成し遂げたパク・チャヌク監督。受賞作『オールド・ボーイ』、続く『親切なクムジャさん』と併せて“復讐三部作”を成すシリーズの第一作。壮絶な暴力描写と陰惨なストーリーが賛否両論を呼び、韓…

親権・人種問題 ◆ 「代理人」

「ひとりの子どもの親権をめぐり、生みの母である黒人女性と育ての母である白人女性が法廷で争う姿を描いた社会派ドラマ。麻薬中毒の母カイラによってゴミ捨て場に置き去りにされ、病院に運ばれてきた黒人の赤ん坊イザヤ。看護を担当したソーシャルワーカー…

ピュリッツァー賞を受賞した自伝小説を映画化 ◆ 「アンジェラの灰」

「アイルランドの貧しい家族の姿を描いた感動ドラマ。監督・脚色・製作は『エビータ』のアラン・パーカー。医師役で出演もしている。原作はフランク・マコートが自らの少年時代を綴ったピュリッツァー賞受賞の同名小説。音楽は『スター・ウォーズ エピソード…

よく練られた展開 ◆ 「アリス・クリードの失踪」

「富豪の父親をもつ20代の女性アリス・クリードは、2人組の男に誘拐され密室にとらわれる。男たちは多額の身代金を要求しようと企むが、次第に3人の関係がねじれていき、完ぺきだったはずの計画がほころびはじめる。誘拐された1人の女と犯人の2人の男が、密…

映画サイトは超高評価 ◆ 「私は『うつ依存症』の女」

「音楽ライターとしてそのキャリアをスタートさせた作家エリザベス・ワーツェルのベストセラー自伝的小説に基づき、うつ病を持つ少女のスキャンダラスな生活を正面から描いた作品。主演は『アダムス・ファミリー』で存在感をアピールし、『バッファロー'66』…

オリヴァー・ストーン製作総指揮 ◆ 「フリーウェイ (日本語新録版)」

「鬼才、オリヴァー・ストーンが製作総指揮を務め、童話『赤ずきん』をベースに描くクライムアクション。両親の逮捕をきっかけに里子に出されることになった不良少女・バネッサは、祖母の下へ逃走途中に、紳士的な男性・ボブに出会うが・・・」キネマ旬報 オ…

新たなテロ計画・・・ ◆ 「トレイター 大国の敵」

「謎のテロリストとFBI捜査官が繰り広げる攻防を、『ホテル・ルワンダ』のドン・チードル&『メメント』のガイ・ピアース共演で描いた社会派サスペンスアクション。中東イエメンで爆弾を輸送しているところを逮捕されたサミールは、獄中で世界的テロを企むオ…

エンディングは驚きです ◆ 「成れの果て」

「劇作家・映像作家マキタカズオミ主宰の劇団『elePHANTMoon』が2009年に上演した同名戯曲を、『転がるビー玉』の萩原みのり主演で映画化したヒューマンドラマ。東京でファッションデザイナーの卵として暮らす小夜のもとに、故郷で暮らす姉あすみから連絡が…

ヒトラー政権に立ち向かった21歳の女性の実話 ◆ 「白バラの祈り-ゾフィー・ショル、最期の日々-」

「1943年のミュンヘン。ナチスの敗北が迫る中、非暴力的レジスタンス運動を展開するドイツ人学生グルーブ、白バラ。その紅一点、21歳のゾフィーと仲間は、チラシを配布していたところを逮捕され、ナチスに協力することを拒み、6日後という異例な速さで処刑さ…

栄光と孤独、波乱に満ちた32年 ◆ 「アレキサンダー」

「紀元前4世紀、古代マケドニアの英雄アレキサンダー大王の生涯を、製作費200億円を投じてオリバー・ストーン監督が映画化。マケドニアの王子アレキサンダーは、20歳で即位して以来、ギリシャ、ペルシャをはじめ遠くアジアまでも遠征の旅を続けて壮大な帝国…

巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督作品 ◆ 「コッポラの胡蝶の夢」

「『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』の巨匠フランシス・フォード・コッポラが『レインメーカー』以来10年ぶりにメガホンをとった幻想ドラマ。ルーマニアの作家ミルチャ・エリアーデの幻想小説『若さなき若さ』を原作に、落雷によって驚くべき若さを取り…

オリヴァー・ストーン監督作品・・・でも期待外れ(笑) ◆ 「ドアーズ」

「伝説のバンド『ドアーズ』のボーカリスト、ジム・モリソンの疾風のごとき生涯と、彼を支えたパメラとの愛情をドアーズの音楽とともに描く青春映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはマリオ・カサールとニコラス・クレイノスとブライアン・グレイザー、製…

『プラトーン』『7月4日に生まれて』とともにオリヴァー・ストーン『ヴェトナム三部作』と呼ばれる作品 ◆ 「天と地」

「ゲリラから娼婦に、そしてアメリカ軍人と恋に落ちて渡米、異なる文化圏での生活を経た後に、再び祖国の地を踏んだヴェトナム人女性の数奇な運命を通して、ヴェトナム戦争の意味を問う大作。実在する女性レ・リー・ヘイスリップの同名回顧録を原作に、『JFK…

オリバー・ストーン監督の十八番 ◆ 「ブッシュ」

「『JFK』(91)でアメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディを、『ニクソン』(95)で第37代大統領リチャード・ニクソンを描いたオリバー・ストーン監督が、現職(映画製作時)の第43代大統領ジョージ・W・ブッシュを描いた伝記映画。父親で元大統領のジョー…

映画サイトの評価はベラボーに高いです ◆ 「イノセント・ボイス 12歳の戦場」

「1980年代のエルサルバドルで、政府軍と反政府ゲリラ組織が繰り広げた内戦に巻き込まれていく子供の姿を追った衝撃のヒューマン・ドラマ。渡米後ドラマ『ER』などに出演した俳優オスカー・トレスが、エルサルバドル時代の実体験をもとに脚本を執筆。監督は…

オリバー・ストーン監督作品 ◆ 「Uターン」

「マフィアに追われる男が砂漠の町で奇妙な人間関係に巻き込まれていくサスペンス。監督は『ニクソン』のオリバー・ストーン。製作総指揮・脚本・原案はジョン・リドリー。製作は「ブラックアウト」のクレイトン・タウンゼントと『復讐のハイウェイ』で製作…

『カリートの道』エピソード0 ◆ 「カリートの道 暗黒街の抗争」

「アル・パチーノ主演作『カリートの道』の主人公、カリート・ブリガンテの若き日の姿を描いたクライムアクション。N.Y.の暗黒街。刑務所から出所したカリートは、幼馴染みのコロラドと共に麻薬の世界に足を踏み入れる」キネマ旬報WEB オリジナル作品ほどの…