地味に有名な映画 ◆ 「ソイレント・グリーン」

「2022年、今から約50年後のニューヨークには人口が膨大したことによって食糧難が起こっていた。人々は1週間に1度、政府が配給する『ソイレント・グリーン』と呼ばれるウェーフェース状の食料で命を継いでいたが・・・。原題のソイレント・グリーンとはSOY(…

禁酒法下のニューヨーク黒人街ハーレムが舞台 ◆ 「コットンクラブ」

「禁酒法下の1920年代に栄えた黒人街ハーレムにあるナイトスポット“コットンクラブ”を舞台に、そこに展開される芸人やヤクザたちの人間模様を描く。製作はロバート・エヴァンス。エグゼクティヴ・プロデューサーはダイソン・ロヴェル。監督は『ワン・フロム…

吹替2種類 ◆ 「エンゼル・ハート (日本語吹替収録版)」

「ウィリアム・ヒョーツバーグの小説『堕ちる天使』を、名匠アラン・パーカー監督が見事に映画化したオカルト・ミステリー。1950年代のブルックリン。私立探偵ハリーの元に、サイファという男から高額の依頼が舞い込む。それは、大戦後に失踪した人気歌手ジ…

女子供を含む多くの日本人が殺害・・・ ◆ 「セデック・バレ 第二部:虹の橋」

「1930年、日本統治下の台湾で起こった先住民族セデック族による抗日暴動『霧社事件』を描いた歴史大作2部作の後編。セデック族の決起部隊が学校を襲撃し、女子どもの区別もなく多くの日本人の命が奪われる。これを鎮圧するため日本軍が直ちに出動するが、山…

日本統治下の台湾で起こった壮絶な抗日暴動「霧社事件」を映画化 ◆ 「セデック・バレ 第一部:太陽旗」

「台湾で大ヒットを記録した『海角七号 君想う、国境の南』のウェイ・ダーション監督が、日本統治下の台湾で起こった台湾先住民族セデック族による抗日暴動『霧社事件』を全2部作で描いた歴史大作の前編。ジョン・ウー、テレンス・チャンらもプロデューサー…

クリント・イーストウッド監督・主演◆ 「ブラッド・ワーク」

「マイクル・コナリーのベストセラー小説『わが心臓の痛み』を、クリント・イーストウッド監督・主演で映画化したクライム・サスペンス。FBIの心理分析官テリーは、連続殺人犯『コード・キラー』を追跡中に心臓発作で倒れ、退職することに。2年後、心臓移植…

日本・韓国合作 ◆ 「李藝 ~最初の朝鮮通信使~」

「日本の室町時代に生きた朝鮮通信使・李藝(りげい/イ・イエ)に光を当てたドキュメンタリー。朝鮮王朝前期、地方の小役人に過ぎなかった李藝は、世宗大王の厚い信頼を受けて外交官となり、室町幕府・足利将軍に謁見するため京都を訪問。そのほか対馬、壱…

まるで韓国映画のような展開 ◆ 「失踪」

「ある晴れた休日、ドライブを楽しんでいたジェフとダイアン。だが、冷たい飲み物を買ってくると言い残して、コンビニエンス・ストアに入ったダイアンはそれきり戻ってこなかった・・・。それから3年ジェフはありとあらゆる手を尽くして彼女を探し続けた。せ…

監督・製作クリント・イースーウッド ◆ 「ホワイトハンター ブラックハート」

「アフリカ象のハンティングに強迫的に魅せられてゆく1人の映画監督の姿を描くドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはデイヴィッド・ヴァルデス、監督・製作は『バード』のクリント・イースーウッド。脚本は『アフリカの女王』のジョン・ヒューストンをモ…

よく練られた作品です ◆ 「依頼人」

「偶然自殺の現場を目撃し、ある事件について″知りすぎた″少年が過去に傷を持つ女弁護士とともに様々な利害の渦巻く社会の中で戦っていくヒューマン・サスペンス。原作は最近立て続けに『ザ・ファーム 法律事務所』『ペリカン文書』が映画化されているジョン…

パク・チャヌク監督による“復讐三部作”の第1弾 ◆ 「復讐者に憐れみを」

「2004年度カンヌ国際映画祭で、韓国映画初のグランプリ受賞を成し遂げたパク・チャヌク監督。受賞作『オールド・ボーイ』、続く『親切なクムジャさん』と併せて“復讐三部作”を成すシリーズの第一作。壮絶な暴力描写と陰惨なストーリーが賛否両論を呼び、韓…

親権・人種問題 ◆ 「代理人」

「ひとりの子どもの親権をめぐり、生みの母である黒人女性と育ての母である白人女性が法廷で争う姿を描いた社会派ドラマ。麻薬中毒の母カイラによってゴミ捨て場に置き去りにされ、病院に運ばれてきた黒人の赤ん坊イザヤ。看護を担当したソーシャルワーカー…

ピュリッツァー賞を受賞した自伝小説を映画化 ◆ 「アンジェラの灰」

「アイルランドの貧しい家族の姿を描いた感動ドラマ。監督・脚色・製作は『エビータ』のアラン・パーカー。医師役で出演もしている。原作はフランク・マコートが自らの少年時代を綴ったピュリッツァー賞受賞の同名小説。音楽は『スター・ウォーズ エピソード…

よく練られた展開 ◆ 「アリス・クリードの失踪」

「富豪の父親をもつ20代の女性アリス・クリードは、2人組の男に誘拐され密室にとらわれる。男たちは多額の身代金を要求しようと企むが、次第に3人の関係がねじれていき、完ぺきだったはずの計画がほころびはじめる。誘拐された1人の女と犯人の2人の男が、密…

映画サイトは超高評価 ◆ 「私は『うつ依存症』の女」

「音楽ライターとしてそのキャリアをスタートさせた作家エリザベス・ワーツェルのベストセラー自伝的小説に基づき、うつ病を持つ少女のスキャンダラスな生活を正面から描いた作品。主演は『アダムス・ファミリー』で存在感をアピールし、『バッファロー'66』…

オリヴァー・ストーン製作総指揮 ◆ 「フリーウェイ (日本語新録版)」

「鬼才、オリヴァー・ストーンが製作総指揮を務め、童話『赤ずきん』をベースに描くクライムアクション。両親の逮捕をきっかけに里子に出されることになった不良少女・バネッサは、祖母の下へ逃走途中に、紳士的な男性・ボブに出会うが・・・」キネマ旬報 オ…

新たなテロ計画・・・ ◆ 「トレイター 大国の敵」

「謎のテロリストとFBI捜査官が繰り広げる攻防を、『ホテル・ルワンダ』のドン・チードル&『メメント』のガイ・ピアース共演で描いた社会派サスペンスアクション。中東イエメンで爆弾を輸送しているところを逮捕されたサミールは、獄中で世界的テロを企むオ…

エンディングは驚きです ◆ 「成れの果て」

「劇作家・映像作家マキタカズオミ主宰の劇団『elePHANTMoon』が2009年に上演した同名戯曲を、『転がるビー玉』の萩原みのり主演で映画化したヒューマンドラマ。東京でファッションデザイナーの卵として暮らす小夜のもとに、故郷で暮らす姉あすみから連絡が…

『玉砕』はなぜ引き起こされていったのか ◆ 「NHKスペシャル 玉砕 隠された真実」

「『生きて虜囚の辱めを受けず』戦陣訓に則り、全将兵が死ぬまで戦う『玉砕』。昭和18年5月、アリューシャン列島アッツ島における日本軍守備隊の『全滅』がその始まりとされる。部隊の全滅を『玉砕』という言葉で大々的に発表した大本営。しかしそこには隠さ…

レビュー高評価 ◆ 「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」

「英国人コメディアン、サシャ・バロン・コーエン主演による社会風刺コメディ。英米両国で放映されたTV番組『Da Ali G Show』内の人気キャラクターのひとつ、ボラット(カザフスタンのTVリポーター)が、米大陸横断を敢行し、行く先々で文化的な衝突を繰り返…

酷い ◆ 「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」

「『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』『ブルーノ』のサシャ・バロン・コーエンが、今度は世界一危険な独裁者アラジーンに扮する。ニューヨークで身元不明人になってしまったアラジーンが巻き起こす騒動を描くコメディ。国連サミ…

ヒトラー政権に立ち向かった21歳の女性の実話 ◆ 「白バラの祈り-ゾフィー・ショル、最期の日々-」

「1943年のミュンヘン。ナチスの敗北が迫る中、非暴力的レジスタンス運動を展開するドイツ人学生グルーブ、白バラ。その紅一点、21歳のゾフィーと仲間は、チラシを配布していたところを逮捕され、ナチスに協力することを拒み、6日後という異例な速さで処刑さ…

栄光と孤独、波乱に満ちた32年 ◆ 「アレキサンダー」

「紀元前4世紀、古代マケドニアの英雄アレキサンダー大王の生涯を、製作費200億円を投じてオリバー・ストーン監督が映画化。マケドニアの王子アレキサンダーは、20歳で即位して以来、ギリシャ、ペルシャをはじめ遠くアジアまでも遠征の旅を続けて壮大な帝国…

巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督作品 ◆ 「コッポラの胡蝶の夢」

「『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』の巨匠フランシス・フォード・コッポラが『レインメーカー』以来10年ぶりにメガホンをとった幻想ドラマ。ルーマニアの作家ミルチャ・エリアーデの幻想小説『若さなき若さ』を原作に、落雷によって驚くべき若さを取り…

アカデミー賞2部門受賞作品 ◆「JFK 」

「『プラトーン』のオリバー・ストーン監督が、ケネディ大統領暗殺事件の謎に迫った社会派ドラマ。地方検事ジム・ギャリソンの著書『JFK ケネディ暗殺犯を追え』と、同事件を研究するジム・マースの著書を基に、暗殺事件を巡る唯一の訴訟であるクレイ・ショ…

重厚でシリアスな作品 ◆ 「ニクソン」

「第37代合衆国大統領リチャード・ミルハウス・ニクソンの激動と波瀾に満ちた生涯を描いた大作。『7月4日に生まれて』『JFK』などに続き、光と影に彩られた現代アメリカ史を照射する作品に挑んだ監督はオリヴァー・ストーン・・・」映画.COM 重厚でシリアス…

セリフが秀逸! ◆ 「野蛮なやつら/SAVAGES」

「ドン・ウィンズロウのベストセラー小説『野蛮なやつら』をオリバー・ストーン監督が映画化。米カリフォルニアに暮らす平和主義でインテリな青年ベンと元傭兵のチョンは、高品質なマリファナ栽培の事業を始める。2人は幼なじみの美女オフィーリアとの恋愛関…

オリヴァー・ストーン監督作品・・・でも期待外れ(笑) ◆ 「ドアーズ」

「伝説のバンド『ドアーズ』のボーカリスト、ジム・モリソンの疾風のごとき生涯と、彼を支えたパメラとの愛情をドアーズの音楽とともに描く青春映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはマリオ・カサールとニコラス・クレイノスとブライアン・グレイザー、製…

『プラトーン』『7月4日に生まれて』とともにオリヴァー・ストーン『ヴェトナム三部作』と呼ばれる作品 ◆ 「天と地」

「ゲリラから娼婦に、そしてアメリカ軍人と恋に落ちて渡米、異なる文化圏での生活を経た後に、再び祖国の地を踏んだヴェトナム人女性の数奇な運命を通して、ヴェトナム戦争の意味を問う大作。実在する女性レ・リー・ヘイスリップの同名回顧録を原作に、『JFK…

オリバー・ストーン監督の十八番 ◆ 「ブッシュ」

「『JFK』(91)でアメリカ第35代大統領ジョン・F・ケネディを、『ニクソン』(95)で第37代大統領リチャード・ニクソンを描いたオリバー・ストーン監督が、現職(映画製作時)の第43代大統領ジョージ・W・ブッシュを描いた伝記映画。父親で元大統領のジョー…